約 1,607,747 件
https://w.atwiki.jp/persona2batsu/pages/25.html
|召喚|相性|突然変異|帰還|ステータス|成長タイプ|おすすめペルソナ| 合体スキルで敵にとどめを刺すと、たまに合体スキルに参加したペルソナが突然変異を起こすことがある。 一度の戦闘で突然変異を起こすのは1体だけとなる。 合体スキルに参加したメンバーから行動の早い順に判定され、降魔しているペルソナとの相性が良いほど、発生確率は高くなる。 相性 最高 良い 普通 悪い 最悪 確率 1/8 1/16 1/32 1/64 - 突然変異を積極的に起こしたい場合は、相性が「最高」のキャラクターにペルソナを降魔するようにするといい。 「ミューテーションギア」で突然変異の発生確率を上げられるが、相性が「良い」で装備しても「最高」には及ばない模様。 ≪発生確率・例1≫ 専用ペルソナ5体で発動する「ドラゴンクロス」は、パオフゥ → うらら → 舞耶 → 克哉 → 達哉の順でそれぞれ1/8の確率で突然変異の判定をされるのため、プロメテウスやアステリアばかりが突然変異してヒューペリオンやアポロは突然変異しにくい。 ≪発生確率・例2≫ 克哉に恋人ロビングッドフェロー(相性「普通」)、うららに隠者ネコマタ(相性「良い」)、舞耶に月マイア(相性「最高」)を降魔し、克哉の地変 → うららの疾風 → 舞耶の水撃で「ハイドロブースト」を発動すると、克哉 → うらら → 舞耶の順で突然変異の判定をされるが、克哉は1/32、うららは1/16、舞耶は1/8の確率なので舞耶が一番突然変異しやすい。 ランクの2ランクアップ|基礎能力強化|スキルの習得|別ペルソナへの変身|潜在能力の覚醒 ランクの2ランクアップ ランク1~6で発生する。 ペルソナのランクが2ランクアップする。 基礎能力強化 ランク1~8で発生する。 ペルソナの全基本能力値が2アップする。 繰り返せばALL99になるので専用ペルソナなど最後まで使いたいペルソナで積極的に起こすといい。 スキルの習得 ランク6以上で発生する。 各ペルソナに設定された変異習得スキルを習得する。 これでしか習得できないスキルもある。 習得するスキルはステータスを参照。 別ペルソナへの変身 ランク7以上で発生する。 ペルソナが変異能力を身につけて、別のペルソナに変身できるようになる。 変身する予定のペルソナをストックしている場合、この突然変異は起こらない。 変身はベルベットルームで行うが、1/64の確率で失敗(LV2悪魔ポルターガイストに変身)することもある。ベルベットルームにLV2悪魔ポルターガイストをストックしておくと変身に失敗しなくなる。 変身で召喚したペルソナはスキルカードやインセンスカードを追加できない。 杖・杯・剣・金貨のペルソナは、変身でしか召喚できない。 どのペルソナに変身するかはステータスを参照。 召喚にマテリアルカードを必要とするペルソナはLV46太陽イルダーナを除き、この突然変異を起こすことはない。 杖・杯・剣・金貨以外のペルソナに変身するペルソナもいる。 変身先ペルソナ 変身元ペルソナ 確率 備考アルカナ 名前 LV 月 マイア・改 31 LV3月マイア - GOLDのボス戦後、「だまって!私だって、うららが羨ましいわ…」を選択する 皇帝 ルーグ 72 LV46太陽イルダーナ - LV46太陽イルダーナ召喚後、悪魔LV55魔術師マナナンから情報を聞く 正義 パラスアテナ 74 LV64女教皇スカアハ 1/8 死神 モト 74 LV68塔セト 1/8 審判 ミカエル 83 LV69審判アムルタート 1/8 2周目以降 世界 ショクイン 88 LV68剛毅ウォンロン 1/2 2周目以降 ※一度、変身で召喚した後はタロットを使用して召喚できるようになる。(LV31月マイア・改は除く) ※変身先が2種類あるペルソナは、一方のペルソナをベルベットルームにストックすることで、もう一方に変身先を確定させることができる。 PSP版では覚醒時点でどちらか決まる模様。(ダグダ・サラスヴァティをストックに入れてスカアハ・セト変異覚醒の検証済み)一方の変身先を所持していても「すでにいる」と言われて変異させてもらえない [杖・杯・剣・金貨のペルソナ一覧] 杖 変身先ペルソナ 変身元ペルソナ名前 LV ケツアルカトル 60 LV57刑死者アドラメルクLV58世界セイリュウLV59戦車マハーカーラLV60星ヴァルキリー ノーデンス 44 LV41女教皇パールヴァティLV41刑死者バルバトスLV42恋人ヴィヴィアンLV42塔アエーシュマLV43戦車スサノオLV43剛毅タクシャカLV44正義グンダリミョウオウLV44死神アンクウ ナンキョクロウジン 28 LV24刑死者カバンダLV25正義マルスLV26女帝ネメシスLV26恋人ジャックランタンLV27女教皇テンセンニャンニャンLV27戦車タラニスLV28皇帝マルドゥークLV28隠者グリンブルスティ ホテイ 16 LV13太陽スーリヤLV14法王ゲンジョウLV14隠者ネコマタLV15女帝アリアンフロッドLV15戦車ミノタウロスLV16魔術師テング 上へ 杯 変身先ペルソナ 変身元ペルソナ名前 LV ダグダ 68 LV67法王ヴァルナLV68剛毅ウォンロンLV68塔セトLV66星ハヌマーン バッカス 52 LV49魔術師アベノセイメイLV50戦車アレスLV50塔セケルLV51月ツクヨミLV52皇帝インドラLV52正義スカンダ ガラハド 36 LV33隠者ビャッコLV33太陽ヘイムダルLV34魔術師アグリッパLV34女教皇シフLV35戦車セイテンタイセイLV36女帝セイオウボLV36塔ロキ マツオサマ 12 LV2恋人ピクシーLV2悪魔ポルターガイストLV5節制ハーピーLV9皇帝アガートラームLV11恋人ロビングッドフェローLV12剛毅リュウメLV12星キンナラ 上へ 剣 変身先ペルソナ 変身元ペルソナ名前 LV フツノミタマ 72 LV69審判アムルタートLV70星ファリードゥーンLV71隠者ティシュトリヤLV72皇帝ルーグ アーサー 56 LV53法王ミスラLV54節制フェニックスLV54世界ムチャリンダLV55魔術師マナナンLV55女教皇ハトホルLV56剛毅ヴリトラLV56隠者キニチ・アハウ クー・フーリン 48 LV45皇帝フラカンLV46世界フナブ・クLV47月サキュバスLV48女帝リノクLV48審判アールマティ カンショウ 24 LV20月パリカーLV21剛毅オトヒメLV21太陽キニチ・カクモLV22隠者テンホウゲンスイLV22死神ヘルLV23法王ウマヤドノオウジLV23星ガンダルヴァLV24塔カナロア 上へ 金貨 変身先ペルソナ 変身元ペルソナ名前 LV サラスヴァティ 64 LV61悪魔ベルゼブブLV62魔術師イシスLV62世界ウロボロスLV64女教皇スカアハ ペリ 40 LV37皇帝バールLV37節制スチュパリデスLV38星ヘーニルLV39法王ヤマLV39悪魔スルトLV40隠者ゲンブ エビス 32 LV29剛毅クエレプレLV30星ケンレンタイショウLV31世界デメテールLV32審判メルキセデク フクロクジュ 20 LV17刑死者シャックスLV17審判ファレグLV18恋人ジャックフロストLV19節制フィアラル 上へ 潜在能力の覚醒 ランクに関係なくランク1からでも発生する。 ペルソナの属性と使用した合体スキルの属性により発生する確率が変わる。 発生順位 発生条件 1 ペルソナの属性が【火】【水】【風】【地】のいずれかで、合体スキルの属性も同じ 2 ペルソナの属性が【無】で、合体スキルの属性も【無】 3 ペルソナの属性が【火】【水】【風】【地】のいずれかで、合体スキルの属性が【無】 発生しない 上記の条件以外 「未知なる能力に目覚めた」となり、各ペルソナに設定された潜在能力が覚醒する。 覚醒する潜在能力はステータスを参照。 潜在能力はキャラクターとペルソナの相性によって効果が変わる。 [潜在能力一覧] 潜在能力 発動条件 発動内容 相性「最高」の場合 相性「良い」の場合 潜在攻撃 一度の攻撃で最大HPの3/4以上のダメージを受ける 敵全体に無視属性で500ダメージ 敵全体に無視属性で250ダメージ 潜在防御 現在HPが最大HPの1/8以下でダメージを受ける ダメージ(無視属性も含む)を反射 ダメージ(無視属性も含む)を無効 潜在補助 ダメージを受けて現在HPが最大HPの1/8以下になる 戦闘終了まで、タルカジャ・マカカジャ・ラクカジャ・サマカジャ効果 戦闘終了まで、ラクカジャ・サマカジャ効果 潜在回復 一度の攻撃で最大HPの3/4以上のダメージを受ける HPを全回復し、「暴走」以外の状態異常を回復 HPを全回復 潜在復活 瀕死状態になる(リカームドラも含む) サマリカームの効果 リカームの効果 潜在特殊 瀕死状態になる(※) 敵を全滅させたあと瀕死状態になる(ボスには無効) - ※アナザディメンションによる「瀕死」は無効 上へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/258.html
なのは「ティアナも食堂大盛半分位平らげるようになってきたね・・・おいしい?」 ティアナ「ふぁい」 スバル「順調に化け物への道を歩んでるとも言える・・・」 エリオ「でも、訓練もどんどん強くなってますし、血色も良くなりましたよね」 ティアナ「これも冥王八卦集になったおかげですかね」 なのは「そうだね」 シグナム「買い物行っただけなのに・・・」 ?????「いた、目標のデバイスも確認・・・」 ???????「それでは頼むよ、くれぐれも慎重に・・・」 ?????「ん」 ???「行くか?」 ?????「ん」 ティアナ「・・・クロスファイアーも連発できるようになったし、ダガーモードの戦闘も慣れてきた・・・このまま行けば魔力もUP・・・ 筋力もUPしちゃうよね・・・皆がこう言うんだ、マッスルティアナ、マッスルティアナ、筋肉万歳お前はThe・ガッツ・・・あれ?」 ルーテシア「・・・」 ゼスト「ここか」 ティアナ「な、なんと怪しい連中・・・」 ゼスト「すまない、ここの人間か?高町なのはという人物を探しているんだが」 ティアナ「し、知ってます・・・」 ゼスト「何処にいる?」 ティアナ「それを知りたければ・・・この風のランスターを倒す事だ!」 エリオ「あれ、ティアナさん隊舎の裏で訓練かな・・・?って、あれはいつぞや(七話)の二人組!?」 ゼスト「いや、あまり事を荒立てたくは・・・」 ティアナ「このティアナ・ランスター仲間を売るような真似をすると思うの!?」 ルーテシア「ノリノリ・・・説得無理かも・・・」 ゼスト「仕方ない、自力で探・・・」 ティアナ「甘いわね・・・貴方達は私の真の力を知らない・・・」 ルーテシア「逃がしてくれない・・・何で?」 ゼスト「わからん」 ティアナ「これを見よ!!」 ネオ・ティアナスペシャル強い魔力を構築する新 エリオ「!!・・・お兄さんに会いに行く時のクヌソだ・・・」 ゼスト「それは・・・何だ?」 ティアナ「これは以前のティアナスペシャルを数々の失敗の上に改良し・・・ついに昨日完成した魔法のクヌソ!!フガ・・・フガ・・・ガフ ッゲフッ・・・ハァァァァァ・・・ 新!!ティーダ兄さあああああああああああああん!!!!!」 エリオ「やっぱり変わってない・・・」 ゼスト「おい、だ・・・大丈夫か?」 ルーテシア「ちょっと見てる・・・面白そう・・・」 エリオ「仕方ない・・・こういう時はやっぱりなのはさんかフェイトさんを!」 なのは「あら」 シグナム「どうした?」 フェイト「何かあったの?」 エリオ「あ・・・た、大変なんです!ティアナさんが!!」 ティアナ「ふふ~ん、とうとう見つけたわよぉぉ~偽ランスターめぇぇぇ・・・」 ゼスト「こりゃ駄目だ、完全にへべってる・・・」 ルーテシア「もう行く」 ゼスト「そうか、後で人を呼んでおこう・・・目が危ない」 シグナム「ティアナ!」 なのは「ティアナ!」 ティアナ「はふ~ん、SU☆GA☆SU☆GA☆SI☆I!」 なのは「ってなんだぁ・・・いつものアレだよエリオ」 フェイト「・・・むしろ介抱してくれようとしたんじゃない?」 なのは「すみません、うちの人間がご迷惑をおかけして・・・」 ルーテシア「ガリュー、お願い」 なのは「ハッ・・・これはバインド!?」 シグナム「は、速い!!」 ゼスト「成程・・・高町なのは・・・だな?」 なのは「貴方達は・・・?」 ゼスト「そのデバイスをよこせば何も危害を加えん・・・おとなしく・・・」 なのは「断る!これは私にとって・・・数少ない原作の名残!!」 シグナム「原作?」 エリオ「原作?」 フェイト「クロノもたまに言ってるよ・・・原作・・・」 クロノ「懐かしいなぁ・・・おもちゃ箱・・・」 ゼスト「・・・よくわからないが・・・連行させて・・・ってぇぇ!!」 ルーテシア「!!」 ゼスト「バインドがいつの間にか変態仮面の正装にぃぃーー!!」 なのは「ディバインバスターのバリエーション・・・」 ゼスト「くっ、魔法防壁・・・!間に合うか・・・?」 なのは「と見せかけてエクセリオン・チャージ(体当たり)!!」 ゼスト「どわああああ!!!」 ルーテシア「ゼスト・・・ごめん・・・また後で」 シグナム「おっと、貴様の相手はこの私だ・・・別に少女の方が確保が簡単だとかそんなことは考えてはいないぞ・・・本当なら私の方が あの騎士と手合わせ願いたかったが、主役には華を持たせるのもベルカの騎士としての寛容の精神と」 エリオ「逃げましたよ?」 シグナム「・・・え・・・?」 なのは「ティアナ大丈夫?」 ティアナ「あれ・・・私・・・兄さんは、あの連中は?」 フェイト「うん、一人は 『シグナムが』 逃がしたけど、もう一人は気絶させた・・・」 シグナム「ウフ、ウフフ・・・いいんだ、私はそんなもんだぁ・・・」 エリオ「何者でしょうか?」 なのは「それは後で聞く事にして・・・今はともかく」 なのは「額に『麻婆』・・・だね」 エリオ「神父・・・ですか」 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8464.html
前ページ次ページゼロのペルソナ 正義 意味…誠意・一方通行 極楽鳥の卵を手に入れてプチ・トロワを訪れた後、タバサは表情にこそ出さなかったが、戸惑ってばかりであった。 あの今まで嫌がらせしかしてこなかった従姉が高級食材である極楽鳥の卵を食べることを許したり、 それが不味かったからと口直しに宮廷料理を出してくれたり、宮廷の浴場に入るように勧めたり、 次の日のための休息のために寝室を貸してくれたり、実家に帰るように勧め馬車を出すと約束したりしてくれた。 そう、いつものイザベラとはまるで対応が違う。 タバサの経験から言って最もおかしいのはイザベラがその間イタズラをしてこないことであった。 料理を手を使わずに口だけで食べろとか、風呂で息継ぎせず5分間潜水しろとか、ベッドの上に虫の死骸がつまれていたりとかそういったことが何もなかったのだった。 これから考えられる客観的事実はイザベラが親切をしているということだ。にわかには信じがたいことだが。 戦士であるタバサはどのような状況下でも必要とあれば眠ることのできるのだが、その夜は寝つきが悪かった。 違和感がまとわり付いて仕方がなかったからだ。 そして妙に冴えた頭でタバサはイザベラの変心の理由を考えた。そしてり陽介以外に考えられないと結論付ける。 陽介が彼女と一人で会って、次に来たときにイザベラの態度は激変していたのだ。 彼はイザベラの何かを変えたのだろう。 もしかしたら彼は自分の運命すらも変えてくれるかもしれない。そのような考えも思いついてしまう。 突拍子もない考えだろうか。しかし、ともすれば頼りなさそうに見える彼は三度も自分の命を救ってくれた。 一度目は吸血鬼から、二度目は大軍勢に囲まれた城からの脱出の際、三度目は火竜から。 どれも並みの魔法使い、いやスクエアのメイジであろうとそう出来るモノではない。 そうしてタバサは自分の使い魔のことを考えているうちに眠りに就いてしまった。 次の日の朝、タバサと陽介は朝食を済ませて出立の準備をしていた。 イザベラが陽介に会いに来たのはそんなときだった。 彼はすでに彼の主人が先に行っているであろう馬車が用意された所へ向かおうとしていた。 「なんだ、イザベラさん?タバサならもういないぜ?」 そう言われるとイザベラはつんとそっぽを向いた。 「わかってるよ、昨日のあんなことしたあとじゃ会いづらいだろ」 「照れてんのか?」 もしかして……という口調で陽介は尋ねる。 「そんなんじゃないけどさ……」 口ごもるようにイザベラは言った。 陽介が見るに的は射ているのだろうが、どうも複雑な感情もあるようだ。 「で、なんのようだ?」 陽介は話の舵を別の方向へと切ると、イザベラはこの部屋に来て話そうした本題を語る気になったらしい。 「あんたにはあの子のことを良く知っていて欲しいの」 イザベラは打って変わって真剣な表情になる。 「あの子にとって一番大切な人は実家にいるの……。それを知らないとあの子のことはわかんないのさ。 ヨースケ、あんたにあの子の力になって欲しいんだ。あたしには、やっぱり、その……難しいからさ」 イザベラが喋り終わったあとに二人はじっと見合った。それから陽介は言った。 「ああ、任せとけ。俺はなんつってもタバサの……」 「使い魔なんでしょ」 途中でイザベラが言葉を奪い取った。陽介はよくわかったなと笑った。 目的地には王都リュティスから出発して半日ほどで着いた。 それは大きな湖の近くにある立派な造りの大名邸だった。しかしどこかうらぶれた印象を陽介は持った。 その豪邸内に入ると陽介は客間に待たされ、タバサはさっさとどこか別の部屋に行ってしまう。 陽介は部屋を見回した。豪奢な造りで手入れも行き届いていたが、生気が感じられない。 高そうな絵も、きらびやかなシャンデリアも荒涼さを増やすだけだ。まるで人が住んでいないようだった。 もっともさきほど、ペルスランという老いた使用人に出会ったので本当にそうだというわけではないが。 部屋を見回しているとその老僕が盆を持って部屋に入ってきた。そして陽介の前のテーブルにワインと菓子を置く。 菓子に目もくれず、陽介は尋ねた。 「なあ、ペルスランさん、この家ってタバサの両親は住んでないのか?」 尋ねられた方は、じっと質問者の顔を見た。 「タバサとはシャルロットお嬢さまのことですか」 ペルスランはどこか苦々しげに言った。その苦々しさは陽介ではなく別の何かに向けられていると陽介は感じたがそれでも少し居心地が悪く感じた。 ペルスランはその様子に気付いたのか、はっとして言った。 「すいません。あなたが悪いというわけではありません。どうかご気分を悪くしないように」 「いや、別にいいっすよ」 それにしてもタバサというのは本名ではなかったのか。イザベラとの会話でおそらくはそうではないかと思っていたが。 シャルロットという名前もイザベラの口から聞いたような覚えもある。 「どうして、偽名なんて使ってるんですか、タバサは……いやシャルロットは?」 陽介をじっと見ながらペルスランは言った。 「よろしければお名前をお聞かせ願いますか?」 「花村陽介です」 「わかりました、ヨースケさま。お嬢さまがこの家に連れてきた方、また使い魔であるなら構いますまい」 それからペルスランは深く一礼すると語り始めた。 「今を去ること五年前、先王が崩御なさった時、二人の王子がいました。 現在、王位にあらせられるジョゼフさま、そしてシャルロットお嬢さまのお父上であられたオルレアン公のお二人です」 「やっぱりタバサは王族だったのか……」 陽介は自分で事実確認をするために口にした。 王女であるイザベラが従姉であるなら、タバサが王族なのは当然であろう。 「しかしご長男のジョゼフさまはお世辞にも王の器とは言いにくい暗愚なおかたであられました。 オルレアン公は王家の次男としてはご不幸なことに才能と人望にあふれていた。 そのため宮廷では、ジョゼフさまを王としようとする派閥とオルレアン公を、という派閥が生まれてぶつかりました。 結果を申しますとオルレアン公は謀殺されました」 「謀殺……って殺されたってことか!?タバサの父親が!?」 ペルスランは頷き、肯定する。 「狩猟会の最中、毒矢で胸を射抜かれたのでございます。 この国の誰よりも高潔なおかたが魔法ではなく下船な毒矢によってお命を奪われたのです。 その無念たるや、私などには想像もつきかねます」 なんと言っていいかわからず陽介は黙り込んでしまう。 「しかし、ご不幸はそれだけにはとどまらなかったのです」 ペルスランの話は続く。 「ジョゼフさまを王座につけた連中は、次にお嬢さまを狙いました。 将来の禍根を断とうと考えたのでありましょう。連 中はお嬢さまと奥さまを宮廷に呼びつけ、酒肴の最中に毒の杯をあおるように命じたのです。 そして奥さまはシャルロットさまをかばい、代わりにそれをお飲みになられました。 それはお心を狂わせる水魔法の毒でございました。以来、奥さまは心を病まれたままでございます」 陽介はペルスランの話を黙然として聞いている。 「お嬢さまは……、その日より、言葉と表情を失われました。 快活で明るかったシャルロットさまはまるで別人のようになってしまわれた。 父を失い、目の前で母が狂えば当然のことでしょう。そんなお嬢さまは素寸で王家の命に従いました。 困難な……、生存不能と思われた任務に志願し、これを見事果たして王家への忠誠を示したのです」 半ば言葉を失いかけていた陽介ははっとした。 タバサの受けた任務とはイザベラを仲介して命じられる任務のことであろうか。 ペルスランは陽介の様子がすでに見えなくなっているのか、感情に任せるままに言葉を紡いでいく。 「そして!未だに宮廷で解決困難な汚れ仕事が持ち上がると、解決を命じる! 父を殺され、母を狂わされた娘が自分の仇にまるで牛馬のようにこきつかわれる! 私はこれほどの悲劇を知りませぬ。どこまで人は人に残酷になれるのでしょうか」 そこまで言い切るとペルスランの激情も落ち着いたようで、一息ついた。 陽介は、無口で無愛想なタバサのことを考えた。親の仇にこき使われているという。 そしてイザベラのことを考えた。従妹に非情な命令を与えている張本人。 恨むべき敵であろうか。イザベラがいなくても彼女の父親であるという王が命令を与えるかもしれないが、事実として彼女はタバサに困難な任務を与えていた。 親のやったことに対して娘に責任はないはずだと陽介は考える。 彼女がタバサの親に何かをしたわけではないが、彼女は実際にタバサに命令を下していたのだ。 イザベラが変わろうとするならタバサがそれを許すならば構わないはずだ。 しかし考えてみれば陽介はタバサとイザベラの間に何があったかは、実を言うとロクに知らない。 腹の中がジリジリと焦れてくる感じがする。陽介は勢い良くソファから立ち上がってペルスランに尋ねた。 「タバサはどこにいるんすか?」 タバサの母の部屋の前で待っていると、タバサが部屋から出てきた。その顔は驚いているように陽介は見えた。 この世界に来てからタバサに付き従っている間に彼女の表情変化を読むことが出来るようになったのかもしれないし、 もしかしするとタバサが自分に気を許して感情を表に出すようにしてくれているのかもしれない。 あるいは表情の変化など気のせいかもしれないが、それは考えないことにする。 タバサは出てきてからしばし陽介を見つめたのち、歩き出した。陽介も横に並ぶ。 「ペルスランさんから話聞いちまった」 「そう」 短くタバサが答えた。 「そっか……」 その様子から最近タバサの表情を読むことに長けてきた陽介(そう思うようにした)は自分が知っても構わないとタバサが考えていると判断した。 それから陽介は何を言っていいか分からなくなってしまった。 いてもたってもいられなくなってタバサの母親が居る部屋でタバサの対面が終わるのを待っていたのだが何を言おうとは考えていなかった。 陽介は足を止めて振り返る。そしてタバサが先ほど出てきた扉を見た。 あの扉の先に心狂わされたタバサの母親がいるという。 イザベラの言ったタバサの一番大切な人、そして守りたい人なのであろう。その人があの部屋の中にいる。 彼女に関して一つ陽介に考えがあった。タバサが母親の部屋から出てくるまで待っていたときに浮かんだものだ。 彼女の心を狂わせたのは魔法の薬だという。ならばクマによって治せるのではないか。 クマはアムリタという毒・混乱など全ての状態異常を直す魔法を使えるからだ。 しかしそれを陽介はタバサに伝えられない。ペルソナ能力でこの世界の魔法を直せるとは限らないからだ。 もし効かなかった場合を考えると下手に伝えることは出来ない。 タバサは落胆の表情を見せようとしないだろうが、それがなおさらつらい。 考えをひと段落させて再び歩き出そうと視線を戻すとタバサと視線が合った。 陽介はビクっと体を震わして驚く。どうやらじっと陽介が歩き出すのを待ってくれていたようだ。 「うおっ……待っててくれてたのか?」 タバサは答えずに背を向けて歩き出した。 陽介は2,3歩ほど跳ぶようにして彼女の横に並んだ。 「ありがとな」 「いい」 つれない返事だったが陽介には、いや二人にはこれで十分であった。 二人は並んで歩いた。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/persona4sub/pages/62.html
LV 名前 物 火 氷 雷 風 光 闇 力 魔 耐 速 運 初期スキル 取得スキル 備考 10 カーシー ー 弱 ー ー 耐 ー ー 15 5 6 11 7 ガルプリンパラクカジャ ローグロウ(11)マハガル(13)白の壁(14)トラエスト(15) 雪子姫の城熱気立つ大浴場 20 ホウオウ - - 弱 無 - - - 9 15 9 20 14 ガルーラマハラギ ダブルシュート(22)ローグロウ(23)氷結見切り(25)火炎ブースタ(26)マハラギオン(27) 特出し劇場丸久座 31 ドゥン - 吸 弱 - - - - 27 10 23 22 18 アギラオマハラギ火炎ガードキル ミドルグロウ(33)マハラギオン(34)火炎ブースタ(35)真・氷結見切り(36) ボイドクエスト 40 ヤタガラス 弱 耐 無 28 27 22 31 19 マハスクカジャシシリディアギラオ 恐怖防御(43)ミドルグロウ(44)ディアラハン(45)勝利の息吹(46) 秘密結社改造ラボ 47 ナラシンハ 耐 弱 - - - 無 - 29 27 30 35 27 ハマオン五月雨斬り ヘビーカウンタ(48)真・疾風見切り(49)マハンマオン(51)マハタルカオート(53) 53 タムリン 耐 耐 無 無 45 31 34 39 25 ジオダインデスバウンドハイパーカウンタ マハラクカオート(54)チャージ(55)電撃ハイブースタ(56)真・物理見切り(58)不屈の闘志(59) クロススプレッド 61 ジャターユ 弱 吸 38 44 35 48 25 ガルダイン混乱防御 アムリタ(62)ハイグロウ(64)電撃反射(65)マハガルダイン(66) 禍津稲羽市 68 ホルス - 弱 - 無 - 反 - 45 48 35 45 38 ディアラハンマハンマオンマハガルダイン 疾風ハイブースタ(70)マハタルカジャ(71)疾風吸収(73) マガツマンダラ黄泉比良坂 77 スパルナ - - - 弱 無 - - 48 52 45 55 38 ガルダインマカジャマ 真・氷結見切り(79)疾風ハイブースタ(80)マハガルダイン(81)真・火炎見切り(82)電撃ハイブースタ(83) 黄泉比良坂 86 アスラおう 無 耐 弱 無 59 57 51 50 48 マハラギダインイノセントタックマハラクカジャ マハンマオン(88)ハイパーカウンタ(89)魔術の素養(90)不動心(92) コミュ解禁ペルソナ継承不可スキル:不動心
https://w.atwiki.jp/trinanoss/pages/14.html
タイトル別クロスSSインデックス A~M N~Z あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 A~M 作品タイトル クロス元 作者 ACE COMBAT ~THE UNSUNG Striker~ ACE COMBAT5 ~THE UNSUNG WAR~ F-16CCV氏 Call of Lyrica4l CALL OF DUTY4 MODERN WARFARE T-2改氏 Gears Of Lyrical Gears Of War 第22SAS連隊隊員 HALO THE LYRICAL HALO3 第22SAS連隊隊員 上へ N~Z 作品タイトル クロス元 作者 THE OPERATION LYRICAL ACE COMBAT04 T-2改氏 上へ あ行 作品タイトル クロス元 作者 上へ か行 作品タイトル クロス元 作者 上へ さ行 作品タイトル クロス元 作者 上へ た行 作品タイトル クロス元 作者 上へ な行 作品タイトル クロス元 作者 上へ は行 作品タイトル クロス元 作者 上へ ま行 作品タイトル クロス元 作者 魔法少女リリカルなのはSAVERS デジモンセイバーズ やまさん 上へ や行 作品タイトル クロス元 作者 上へ ら行 作品タイトル クロス元 作者 リリカル自衛隊1549 戦国自衛隊1549 TK-X氏 上へ わ行 作品タイトル クロス元 作者 上へ
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1921.html
未投下 前へ 目次へ戻る 次へ ---北海上空--- イヴ「雷撃よ、『ジオンガ』!」 イヴの目の前に現れる魔法陣。そこから電撃が直線状に放たれる。俺はそれをシールドによって防ぐ。 アダム「終いや!!」 後方からの斬撃。直感で体をそらし、何とか避ける。 イヴ「『ジオンガ』!!」 俺「しまっ・・・」 回避した態勢から戻る前に、俺へと電撃が飛んでくる。防御が間に合わない。 もうだめか・・・そんな思考が過り、俺は瞳を閉じる。だが、電撃が俺へと届くことはなかった。 俺「え・・・?」 芳佳「大丈夫ですか!俺さん!!」 瞳を開くと、目の前には赤色のシールドを展開した宮藤の姿があった。 俺「宮藤さん・・・なんで・・・」 芳佳「坂本さんの代わりに来ました。この女の人の相手は、私がします。」 俺「ダメっス!!戻ってください!!」 芳佳「ここまで来たら、もう逃げられないです。私も戦います。」 俺「でも・・・」 芳佳「でももだっても無いです。俺さんはそっちの男の人をお願いします。」 そう言って宮藤はイヴのいる方へストライカーを駆る。 アダム「どうすんのや、あの子?」 俺「・・・宮藤さんは強いっス。今は、彼女を信じます。」 アダム「そうかい。ほんなら、タイマン張るか?」 俺「アンタは・・・あのイヴって人、助けに行かなくていいんスか?」 アダム「イヴは負けへん。絶対にな。」 俺(・・・とりあえず、早いとこコイツを退けて、宮藤さんを助けなきゃな・・・) アダム「覚悟せぇや・・・オラァ!!」 俺「おおおおッ!!」 ギィン! その一方、宮藤は。 芳佳「どうしても、戦わなくちゃいけないんですか・・・?」 イヴ「あなた方が退いてくれるならば、戦う必要などありません。」 芳佳「私たち、その先にどうしても行かなきゃいけないんです。お願いです、私、できればあなたと戦いたくない・・・」 イヴ「退けば、あなた方は滅びを止めようと邪魔をする。滅びは確かに避けることは不可能。ですが、あなた方によって止められてしまうという可能性も無きにしも非ず。」 イヴ「芽は、早いうちに摘まねばなりません。あなた方がこの先へ行くというのなら、私たちはそれを全力で止めます。」 芳佳「どうして・・・どうしてそこまでして、この世界を滅ぼそうとするんですか!?」 イヴ「あなたに言っても仕方のないことです。焔よ、『アギラオ』。」 ボウッ、と火の玉がイヴの横に出現し、宮藤へと飛んでゆく。 芳佳「うっ!」 瞬時にシールドを展開。迫っていた火炎はシールドに接触すると、爆ぜ、消える。 イヴ「あなたも私たちと同じネウロイの力を持つというのに・・・なぜ滅びを受け入れようとしないのですか?」 芳佳「生きたいからです・・・これからも、この先もずっとずっと生き続けて、みんなと一緒にまた笑いたいから・・・だから、諦められないんです。絶対に。」 イヴ「笑顔の為だけに戦うと?生きることはただ苦しいだけだというのに。」 芳佳「生きることは、確かに苦しいかもしれないです・・・でも、その分、喜びもたくさんあります。生きているときに感じれる喜びは、きっと、どんなことよりも素敵なことだと思います。」 芳佳「私は、そんな喜びをこれからも感じたい・・・みんなと分かち合いたい・・・だから、それを守るために戦うんです。」 イヴ「なら、生を享受している間に喜びを感じられなかった私は、どうなるというのですか・・・?無駄な生だったというのですか・・・?」 芳佳「無駄な命なんて、一つもないです。あなたにもきっと、喜びを感じられる時が・・・」 それから、数秒の間が空く。 イヴ「・・・そんなの・・・そんなの綺麗事よ!!」 芳佳「!!」 突然イヴの口調が一変し、芳佳は驚く。 イヴ「ネウロイのせいで、目の前でお父さんもお母さんも死んだ・・・孤児院でできた友達も、みんな、実験に利用されて・・・みんな・・・みんな・・・」 イヴ「いつもそう・・・私にあるのは苦しいことだけ・・・喜びなんて一度もなかった・・・喜びを感じる前に、全て奪われて・・・いつの間にか私自身、嫌いだったはずのネウロイになってた・・・」 先ほどとは違い、彼女の目には明確な生気が宿っている。 イヴ「分かる・・・?あなたに、この苦しみが・・・」 芳佳「・・・分からないです。私は、あなたじゃないから・・・でも、これだけは言えます。あなたは、ネウロイなんかじゃない。」 イヴ「馬鹿言わないで・・・これを見てわからないの?このストライカーの模様。赤くなった目。私は、ネウロイなのよ・・・」 芳佳「違います。それなら私だってネウロイのはずです。あなたと同じようにストライカーに模様が入るし、目だって赤くなる。でも、私は自分をネウロイだなんて思いません。」 芳佳「ネウロイには感情がありません。でも、私には感情があります。みんなと笑ったり、泣いたりできる・・・あなただってそう。今みたいにそうやって、苦しんだり、悲しんだりすることができる。」 芳佳「だから、ネウロイみたいに全部壊そうとしなくたっていいんです。幸せや喜びは、この先になれば必ず、あなたにもある筈だから・・・」 イヴ「・・・ふ・・・フフフフ・・・あはははははは!!」 突然、狂ったように笑い始めるイヴ。 イヴ「・・・やはり、私とあなたはわずか程も交わってはいない・・・語るだけ無駄です。やはりここで消えてもらいます。」 そう言うや否やイヴが宮藤へと肉薄。腰に据えられたナイフを引き抜き、宮藤へと斬りかかる。 宮藤も瞬時に反応し、背中に帯刀していた烈風丸を抜刀。ナイフを受け止める。 芳佳「どうしても、戦わなきゃいけないんですか・・・」 イヴ「もう、遅いのです。なにもかも。」 ♪Heartful cry 先ほど見せた人間らしい感情。まだ、間に合う。ここで彼女を止めれば、まだ彼女を助けることが・・・宮藤は、覚悟を決めた。 芳佳「・・・あなたは、私が助けます!!」 ---第502統合戦闘航空団航空母艦 甲板--- ここは、502のメンバーが乗り込んでいる航空母艦。彼女たちも、今行われている戦いを見守っていた。 管野「・・・・・」 伯爵「どうしたんだい、ナオちゃん?随分と怖い顔だけど。」 管野「あいつ、あのままだと危ない。」 ニパ「あいつ・・・?あの、宮藤って子か?」 宮藤の存在は、他の戦闘団にも噂がいきわたり、すでに多くの者が宮藤のことを知っていた。俺についても同様であった。 管野「ああ。あいつ、剣の振りがなってない。あの男の方は、刀を当るか当たらないかのギリギリのとこで刃を峰に返してる。たぶん、相手を殺さずに倒そうとしてるんだ。」 管野「でも、宮藤の方は峰に返す瞬間がバレバレだ。それに、刀の振りが少し遅い。その証拠に、さっきから相手に避けられてばっかだ。」 ぶっきらぼうな面構えで腕を組みながら自らの考察を述べるこの少女、管野直枝。宮藤たちと同じ、扶桑出身のウィッチであり、ジャイアントキリングを好むピュアファイターである。 その隣にいるスオムス空軍の軍服を着た、エイラの親友でもあるこの少女は、ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン。愛称は『ニパ』。 そして、菅野の後ろで、彼女の右肩に手を置きながらもう片方の手で双眼鏡を構え、上空の様子を見守る、どこか紳士的な雰囲気を醸し出しているこの少女。 かつてのエーリカの長機であり、バルクホルンたちとも面識があるカールスラントのベテランウィッチ。ヴァルトルート・クルピンスキー。彼女はその独特の雰囲気から、『伯爵』とあだ名されている。 ジョゼ「ぜ・・・全然わからないです・・・」 下原「私も・・・そこまで見えないよ・・・」 そう語るこの二人。片方はガリア出身の、この部隊の数少ない常識人であるジョーゼット・ルマール。愛称を『ジョゼ』。 その隣にいるうさみみを生やした扶桑人の少女は、下原定子。彼女は固有魔法に遠距離視と夜間視を持っており、それによって上空の様子をを見つめていた。 管野「・・・助けに行く。」 サーシャ「だ、ダメです!何を言ってるんですか!!」 制止するのはアレクサンドラ・I・ポクルイーシキン。愛称を『サーシャ』と言い、オラーシャ出身のこの部隊の戦闘隊長だ。 伯爵「止めてあげないでくれるかな、熊さん。こうなるとナオちゃんが止まらないの、知ってるでしょ?」 ロスマン「ちょっと!あんたまで何言ってんのよニセ伯爵!!」 ピシッ!と指導棒を伯爵に突き立て反駁する、銀髪で小柄なこの少女は、長年伯爵の戦友として肩を並べてきたカールスラントのウィッチ。エディータ・ロスマン。 伯爵「おやおや、怖い先生だ。」 サーシャ「ラル少佐ぁ・・・」 ラル「ん?ああ、いいんじゃないか?行かせてやれば。」 軽口でそう返す、この部隊の司令であるグンドュラ・ラル。彼女もカールスラント出身である。 ラル「ただし、ストライカーは壊さないでくれ。それが条件だ。あと、必ず戻って来るように。」 さばさばとしていながら、言葉からはどことなく重みを感じる。菅野はその言葉に力強く頷く。 サーシャ「もう・・・ここの人たちは・・・はあぁ…」 下原「行っちゃうんですか、管野さん・・・?」 管野「あいつだって、オレたちの仲間だろ。助けたいって思うのは当然じゃないのか?」 ニパ「仲間、か・・・そうだよな。」 伯爵「今日のナオちゃん、いつも以上にカッコいいね。うん、そういうところも好きだな、ボクは。」 ロスマン「なんの話しをしてるのよ、このニセ伯爵は・・・」 管野「とにかく、行くからな。」 ラル「ああそれと、落ちたらサメがいるかもしれないから、注意するように。」 サーシャ「そっちの心配ですか!?」 ジョゼ「気を付けてくださいね・・・」 管野「うん。行ってくる。」 ---北海上空--- 繰り返される斬撃の応酬。やがて二人は二匹の立ち上る昇竜の如く上昇をかけながら切り結ぶ。 散々打ち合った末、再び互いに距離を取る。 フッ 俺「!」ヴン ふと相手の姿が消える。すかさず俺は魔導針を発動させた。 俺「そこだッ!!」ヒュン ズパッ 俺「痛っ・・・」 新たに腕に刻まれた傷。 先ほどから相手が繰り返す、目の前から消える得体のしれない能力に翻弄され、俺は他の場所にも多くの傷を負っていた。 しかし、 アダム「どうやって・・・分かったんや・・・?」 消えていたはずの相手が姿を現し、脇腹を抑えている。どうやら俺の振りぬいた刀が当たったようだ。 俺が相手の問いに返すように、俺が眼鏡のつるをくいっと持ち上げる。黒目だった俺の瞳は、メガネの抑制が外れた途端、藤色を湛え始める。 アダム「ちっ・・・魔眼か。」 魔眼は、相手のステルス能力を見破ることができる唯一の対抗手段であった。 魔導針により相手の位置を捉え、魔眼により、相手の動きを見切る。俺は自信の固有魔法をフルに活用し、敵の能力を看破した。 だが、その考えに至るまでに負った傷の量はあまりにも多すぎた。 俺の意識が、少しばかり薄れ始めていたのだ。 ザクッ! 俺「グぅッ!?」 その一瞬の隙を突かれ、一気に距離を詰められた。俺の右肩は相手の刃によって貫かれる。 アダム「なんや、動きにぶっとるんやないか?オラァッ!!」グッ! 俺「ぐあッッ!!!??」 より深くへとねじこまれる刃。激痛が全身を襲い、顔には苦悶の表情が浮かび、瞳からは意思に反して涙が零れる。 穿たれた傷口から血が刃を伝って滴り、むせ返ると同時に口許からも血液が飛び散る。 インカムから誰かの声が聞こえたが、痛みのせいでそちらに気を配る余裕がなかった。 アダム「なぁ、ええ加減本気だせや。まだおるんやろ、『獣』が。」 俺「あいにく・・・はぁ・・・はぁ・・・俺が飼ってる獣は『淫獣』って名前のむっつりスケベだけっス・・・狂暴なのは余所をあたってください・・・」 アダム「フカシこいとる場合かワレ。このままやと死ぬで?助けでも呼んだらどうや?」 アダム「あぁ、アカンか。せやろな、ろくに戦う覚悟もあらへん連中やもんな。ったく、そんな覚悟もあらへんでよく軍人なんぞやっとるなホンマに。」 俺「・・・取り消せ・・・・・」 アダム「あ゛ぁ?」 俺「今の言葉、取り消せって言ったんだよ・・・!!」グッ 右肩を貫く刃を、左の手で握る俺。 アダム「ワレ、今の立場分かって・・・!?」 アダム(動かへん・・・どういうこっちゃ・・・) 動かそうにも、刃は微動だにしない。 俺「覚悟がない・・・?何も知らないくせに、勝手なこと言うなよ・・・」 アダム「なんや急に?」 俺「みんなそれぞれ覚悟をもってここまで来たんだ。全て終わるかもしれない・・・それでも生きたいから・・・かなえたい夢や、信念があるから・・・抗う覚悟をきめてここに来たんだ。」 俺「むしろ覚悟がないのは、生きることをやめようとしてるアンタとあのイヴって人だ・・・アンタらがやってるのは、単なる『逃げ』だろ・・・違うか・・・?」 アダム「おい。イヴを愚弄するような言葉吐きおったら殺す言うたやろ。ホンマシバき倒すぞ?」ギロッ 俺「ぬ・・・グゥ・・・ああああああああッ!!」ズボッ 刃を握っていた手に渾身の力を籠め、引き抜く。 俺「はぁ・・・はぁ・・・俺には、分からない・・・なんで、そこまでしてあのイヴって人に尽くすんだ・・・どうして全部滅ぼそうとするんだ・・・」 アダム「・・・お前には関係あらへん。オレは、イヴとやったらいくらでも不幸になったる。その先がたとえ地獄だとしても、オレはイヴの側に居続ける。そう決めたんや。」 アダム「他人のお前にとやかく言われる筋合いは・・・ない・・・ゴフッ・・・」 突然、男の口から赤い液体が吐き出される。それは紛れもなく血であった。 俺「!?」 アダム「ハァ・・・ハァ・・・糞ッたれ・・・もう時間があらへん・・・」 俺「時間・・・?どういう事っスか・・・?」 アダム「見ての通りや・・・無理やりネウロイの力埋め込まれて、今更体が拒絶しとる。イヴも同じ・・・どちらにせよオレらは近いうちに死ぬ・・・」 気づけば、相手の刀がネウロイ化を起こしている。次第に浸食され、体がそれに対して拒絶を行っていた。 アダム「決着・・・つけようや・・・はよせんと、つく前に死んで・・・ゲホッ!」 むせ返るたびに、男の口からは血飛沫が飛び散る。 俺「・・・・・」スゥ…キン! 俺は帯から鞘を抜き、刀を手に持った鞘へと納める。 この男の戦う真の理由。それは自分を満たす為ではなく、全て、あの少女の望みを叶えるためであった。 アダム「なに・・・剣しまっとんねや・・・ゴッホゴホ!!」 俺「これが、俺の戦い方っスから・・・」チキッ 自分にも、愛する少女がいる。腕に巻きつけたこのリボンを受け取った少女。その少女は世界の安寧を願い、これからもこの世界で生き続けたいと願っている。 俺も譲るわけにはいかない。俺は腕に巻いたリボンを一度握りしめ、静かに目を閉じる。 俺「俺にも、守りたい人が・・・守りたい人たちがいるんだ・・・今ここで斃れる訳にはいかない・・・アンタを越えて、その先へ進む・・・!」カッ 見開かれた瞳から発せられる威圧。それを相手へと送りつけながら、ゆっくりと姿勢を少しかがめ、抜刀術の構えをとる。 アダム「そうこななぁ・・・去ねやぁぁぁ!!」 俺「・・・おおおオオォォォォォォッ!!!」 片方は滅びの明日を願う少女のため。もう片方は平和で穏やかな明日を願う少女のため。互いの愛する者のため、それぞれの思いがぶつかり合う。 その一方で、宮藤は・・・ 俺の右肩が刀で貫かれる少し前。 芳佳「やあぁ!!」ブゥン! イヴ「それで攻撃しているつもりですか?」ヒラリ 峰打ちを狙うも、相手の不可解なベクトルの動きにより躱されてしまう。 その時、 俺≪ぐあッッ!!!??≫ インカムから俺の悲鳴が聞こえる。右肩を貫かれたのだ。 芳佳「俺さん!!」 宮藤が俺のいる方角へ振り返る。遠目だが、俺を何かが貫いているのがわかる。 ?≪よそ見するな!!宮藤!!≫ 芳佳「え?」 背後を振り返る。イヴがすでに詠唱を終え目の前に魔法陣を展開していた。宮藤の背に冷たい汗が流れる。 イヴ「『トリスアギ・・・』」 発動される魔術の名を言いかけたその時、 バキィ! イヴ「!!」 イヴは何者かに殴り飛ばされた。 芳佳「あ・・・あなたは・・・」 管野「管野一番、推参。」 そう吐き捨てた菅野はなぐりつけた拳にフッと息を吹きかける。 芳佳「あ、あの・・・」 管野「馬鹿やろう!!」 芳佳「え・・・」 耳を劈くような、菅野の怒号。 管野「どうして振り返ったんだ!?死ぬ気か!!」 芳佳「だ・・・だって、俺さんが・・・」 管野「だってもどうしてもない!!お前が死んだら元も子もないだろう!!」 芳佳「! ・・・」 伯爵≪ザザッ・・・おしゃべり中失礼するけど、ナオちゃん、相手を見た方がいい。≫ 管野がインカムからの伯爵の言葉通り、相手の顔を見る。 イヴ「何故・・・邪魔をするのですか・・・?」 管野「お前が仲間を傷つけようとしたからだ。それ以外に理由はない。」 イヴ「仲間・・・下らない。そんな綺麗事はもう聞き飽きた・・・」 管野「下らなくなんかない。個人の不可能は、仲間が変えてくれる。孤独を選んだお前はそれを知らない。だから綺麗事に聞こえるんだ。」 イヴ「うるさい・・・うるさいうるさいうるさい!!」 頭を抱え頭を振るイヴ。 イヴ「・・・もういい・・・ここで、全部消す・・・」バッ 手を開いたまま両手を前に突出す。次第に手のひらに赤いエネルギーが収束しはじめる。 エイラ≪ザザッ・・・まずい・・・逃げロ!宮藤!!≫ エイラの固有魔法が、目前に迫る脅威をいち早く察知した。 エイラ≪ビームだ!!それも、すごく強力な!!!≫ エイラの脳裏には、宮藤たちを焼き尽くし、海上の母艦や駆逐艦すらもすべて巻き込み破壊しつくす、赤い極太の光軸が放たれるビジョンが鮮明に映し出されていた。 しかし、宮藤は逃げなかった。自分が避ければ、どちらにせよ仲間に危険が及ぶ。 管野「どうする、宮藤?」 芳佳「・・・あなたは、私の後ろにいてください。」 管野「どうするつもりだ。」 芳佳「守ります。みんなを。だから、力を貸してください。」 管野「・・・もちろんだ。」 イヴ「消えろおおおぉぉ!!!」ビシュウウウウゥゥゥ!! 収束された膨大なエネルギーの束が宮藤たちに襲い掛かる。 ・・・ ・・・ ・・・ アダム「破亜亜あああぁぁぁッ!!」 俺「おおおォォォォォッッ!!!」シャン! それと並行して、二人の男の雌雄が決しようとしていた。 抜刀術。 相手を座して待ち、迎え撃つ一撃必殺の対人剣術。相手は、それを知っていた。抜刀術が『一撃必殺』の剣術であることを。 剣気一閃。電光石火の速さで鞘から抜き打たれる刃。剣速はすでに達人の域を逸しており、常人ならば見切ることはほぼ不可能。 しかし、相手はその更に一手先を読んでいた。あらかじめ間合いを見切られ躱されたのだ。 刃は相手に届くことなく、ただ虚空を一閃する。 アダム(躱した!今や!!)ヒュン! 後方へと瞬時に退き、すぐさま上段に構えなおし、 アダム「終いやあああぁぁぁ!!」 片手で唐竹に刃を振り下ろす。が、 グキィッ!! アダム「ぬあッ!!?」 衝撃。 俺の抜刀術は『一撃』ではなかった。 ニ撃目。もう片方の手に、逆手に握られた鞘が相手の刃を握っていた腕をへし折った。腕から抜け落ちた刃は、海へと落ちてゆく。 これこそが、坂本と共に編み出した二段構えの抜刀術。 通常の抜刀術は踏込みを行う必要がある。しかしここは空中。踏み込む地面など、どこにもありはしない。 そのため、鞘から引き抜かれた刃の威力は通常の約半分。そのための二撃目。一撃目の刀を振りぬいた勢いを利用し、鞘を相手へと叩きつける。 一刀目の「爪」を躱そうとも、二刀目の「牙」が相手に襲い掛かる。相手が躱す術はほとんど無いに等しかった。 俺はすかさず刀を納刀。納刀した鞘で相手の顎を打ち上げ、動きを封じ、柄で腹の急所を打つ。 相手の意識はそこで手放された。俺はすかさず気を失ったアダムを抱える。 俺「ふぅ・・・!?」 しかし、溜息をつくのもつかの間、網膜に強烈な光が焼き付いた。気づけば宮藤たちに、赤い破滅の光が襲い掛かっていた。 ・・・ ・・・ ・・・ 芳佳「烈ッ風ゥー斬ッ!!」 烈風丸に赤い魔力が纏われる。それは瞬く間に巨大化。膨大な魔力を纏った刃をビームに対して振り下ろす。 瞬間、カッ!と眩い閃光があたりを一瞬包み込んだ。 イヴ「!?・・・そん・・・な・・・」 次に目蓋を見開いた時には、ビームは掻き消え、傷一つ負っていない宮藤と、連合軍の艦隊が映った。 イヴ「ケホッ!」ピシャッ… 喀血が始まった。もう自分も長くない、そんな思考を巡らせていると、 ブロロロロロロ ストライカーの駆動音が耳に入り、音のする方へ視線を向ける。 下方から管野が拳を構えながら迫っている。朦朧とする意識の中、何とか両手を構え、再びビームを放とうとするが、 ゴスッ! 管野の拳が、イヴの腹の急所を抉るが早かった。イヴも、その場で意識を手放す。すぐさま管野が拾い上げる。 芳佳「管野さん!」 管野「手、貸してくれ。一人じゃ重い。」 ちょっぴりぶっきらぼうな表情の管野に宮藤は笑みを返し、二人は母艦へと帰還する。 ようやくついた決着。結局、誰も失うことなくグレゴリを退けることができた。 俺(よかった・・・無事みたいだ・・・) 二人の安否を確認した俺も、進路を皆の待つ母艦へと向けた。 その時、 アダム「・・・勝たな・・・勝たな、意味・・・あらへんのや・・・」カチャッ… 俺「っ!!」 俺の腹部に突き付けられた銃口。男の懐には、奥の手であるハンドガンが隠されていた。抱えられたこの男は最後の執念を振り絞り、その引き金を引く。 銃口に小さな赤い光が溜りはじめる。この男は、ハンドガンを介してのみビームを放つことができたのだ。 そして、それに俺が気づいた時には時すでに遅く、 ビシュッ! 俺の腹を一筋の細い光が貫いた。 ---航空母艦『ライオン』滑走路--- 先に帰還した宮藤を、501の全員が健闘をたたえる。管野は気絶したイヴを運び終えた後すぐに仲間の元へと戻って行った。 リーネ「よかった・・・よかったよぉ・・・芳佳ちゃん・・・」ギュッ 芳佳「うぅ・・・ちょっと苦しいよリーネちゃん・・・(でも幸せかも・・・///)」 ルッキーニ「あ!あれ!」 ルッキーニの指を指す方角から、ゆっくりと俺が降下し、着地した。俺は気絶しているアダムをゆっくりと降ろす。 すぐさまアダムは船員達により拘束、連行されていった。 サーニャ「俺・・・?」 体のあちこちに傷跡を作り、半ば満身創痍で戻ってきた俺。 よく見ると、切り傷とは別に、腹部に不自然な焦げ跡が残っている。その場所は深く穿たれ、留めなく血が流れている。 焦げ跡は、ビームが焼きついた跡であった。 俺「ゴフッ・・・」ドサッ 喀血。滑走路に赤い斑点がついたかと思うと、俺はそのまま地面へ倒れこんだ。同時にストライカーが足から外れる。 エイラ「!!」 サーニャ「俺!!」 サーニャは急いで俺へと駆け寄り、俺を抱え上げる。 俺「はは・・・ただいまっス・・・」ニコ サーニャ「嫌・・・どうして・・・死なないで・・・俺・・・」 俺「大・・・丈夫・・・ハァ・・・ハァ・・・俺は・・・死なないっスよ・・・約束を・・・守る・・・までは・・・ゲホッゲホッ!!」 途切れ途切れに、消え入りそうな声で懸命に言葉を返す。 サーニャ「でも・・・でも・・・グスッ・・・」 俺「心配・・・ハァ・・・いらないっス・・・それに俺、約束・・・破ったこと・・・ありますか・・・?」 サーニャ「うん・・・グスッ・・・」 俺「ハァ・・・ハァ・・・ありゃ・・・でも・・・二人との約束は・・・絶対に・・・守るっス・・・誓います・・・だから、お願いっス・・・泣かないで・・・ください・・・」 サーニャの頬を零れ落ちた涙を、震える俺の指がそっと拭う。 芳佳「俺さん!!」 宮藤が俺の元へと駆け寄り、使い魔を発現させ、治癒魔法をかけるために両手を俺へと翳す。が、俺は手でそれを制止し、首を横に振る。 芳佳「なんで・・・」 俺「こんな・・・ところで・・・ハァ・・・ハァ・・・力を・・・使っちゃいけない・・・ハァ・・・この力は・・・この後のために・・・取っておいてください・・・」 芳佳「でも、このままじゃ俺さんが・・・」 俺「俺は・・・平気っス・・・前だって・・・ネウロイのビームくらっても・・・ちゃんと・・・生きてたんスから・・・」 坂本「・・・俺の言うとおりだ。お前の力は、この後のためにとっておけ。宮藤。」 芳佳「坂本さんまで何言ってるんですか!?俺さんが死んじゃうかもしれな・・・」 坂本「宮藤!!」 芳佳「!!」 ただ無言で宮藤に視線を送る坂本。威圧にも似たそれに、宮藤は押し黙ってしまった。 俺「・・・エイラ・・・・・」 不意に、俺がエイラの名を呼ぶ。 エイラ「なんダヨ・・・グスッ・・・」 俺「エイラまで・・・泣いてるんスか・・・?」 エイラ「な、泣いてない!」ゴシゴシ 俺「よかった・・・俺・・・ちょっと・・・休憩させてもらうっス・・・だから・・・サーニャを・・・守ってあげてください・・・」 エイラ「休憩って・・・ヤメロヨ・・・今から死ぬみたいじゃんカ・・・」 俺「だから・・・死なないっス・・・絶対に・・・もどります・・・もどって・・・サーニャも・・・エイラも・・・みんなを・・・守ります・・・だから、それまで・・・」 エイラ「言われなくても・・・私は絶対にサーニャを守る・・・」 俺「はは・・・そう・・・っスよね・・・」 エイラ「絶対・・・戻ってこいヨ・・・死んだら・・・許さないからナ・・・」 俺「はい・・・っス・・・おねがい・・・しま・・・」ガクッ サーニャ「俺・・・?俺・・・!俺!!」ユサユサ シャーリー「お、おい!早く止血しないと・・・」 ミーナ「救護班は!?どこ!?」 ペリーヌ「わたくしが参ります!!」タッタッタ エーリカが駆け寄り、俺の脈に指を当てる。 エーリカ「・・・大丈夫、失血のしすぎで気を失ったみたい・・・まだ生きてるよ。」 ゲルト「だがこのままでは・・・」 ルッキーニ「おれぇ・・・」ポロポロ 心配もつかの間、ペリーヌが要請した救護班が俺の元へ駆け寄る。失血による気絶だと救護隊員にエーリカは伝えた。 俺は直ちに担架に乗せられ、救護室へと運ばれていった。 サーニャ「俺・・・」 エイラ「・・・・・」 そんなことは意にも介さぬように、非情にも船は再び歩みを進める。決戦の場所、ネウロイの塔へと向かって。 本当の決戦は目前へと迫っていた。 続き→ペルソナ21 -ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/persona4sub/pages/53.html
LV 名前 物 火 氷 雷 風 光 闇 力 魔 耐 速 運 初期スキル 取得スキル 備考 35 フォルトゥナ - 無 - 弱 無 - - 19 23 22 26 22 ガルーララクカジャ 電撃見切り(37)マハガルーラ(38)素早さの心得(40)疾風ブースタ(40) 44 クロト - - - - 反 - - 22 31 28 26 32 マハガルーラクロズディ ナバスネビュラ(45)マカラカーン(47)疾風ブースタ(48)ガルダイン(49)老化防御(50) 51 ラケシス - - 耐 弱 無 - - 31 39 25 34 31 ガルダインマハスカクジャ リカーム(53)マカラブレイク(54)疾風吸収(55)赤の壁(56)衰弱耐性(57) 58 アナンタ 耐 - 吸 弱 - - - 43 42 45 28 23 マハブフーラ白の壁 マハラクカジャ(59)ブフダイン(61)緑の壁(62)大気功(63)衰弱防御(64) 65 アトロポス - 弱 - - 無 - - 36 48 36 37 45 ガルダイン疾風ブースタ コンセントレイト(67)マハガルダイン(68)真・火炎見切り(69)疾風ハイブースタ(70) 72 ノルン - - 耐 弱 吸 - - 42 53 31 48 46 マハガルダインガルダインディアラハン マハスクカオート(74)大気功(75)疾風ハイブースタ(76)瞬間回復(77)ランダマイザ(79) コミュ解禁ペルソナ:継承不可スキル:ランダマイザ:特殊合体?
https://w.atwiki.jp/lain_36230/pages/39.html
1ターンの長さ 戦闘ルールにおいては、1ターンの長さは20秒に固定されます。 移動状態について 慎重移動状態:周囲に注意を払いながら移動します 移動速度半減 通常移動状態:通常の状態で移動します 急速移動状態:急いで移動します 移動速度2倍 受動判定のみ可能 全力移動状態:全力で移動します 移動速度3倍 すべての判定が不可能 パーティ 協力して行動を行う集合の単位をパーティといいます。ひとつの指揮系統と考えてください。 異なるパーティのPCとペアリングを行うことはできません。 イニシアティブ判定はパーティごとに行われます。 離れた位置にいても、意思疎通が可能で、ひとつの目的について協力できるのであれば、パーティとしてみなすことができます。 ※イニシアティブ値の決定 パーティメンバーの【敏捷】の平均がイニシアティブ値となります。ペルソナチェンジを行った場合、【敏捷】差をパーティ人数で割った値(端数は四捨五入)が増減されます。 リーダーの決定 リーダーの役割は、SDと数値関係のやり取りを行うことと、パーティの行動方針を決めることです。パーティごとにリーダーを決めても構いませんし、全体で一人でも構いません。 スタック マップ上で「同じ位置にいる」状態をスタックといいます。 スタックしているキャラクターは、細かな距離計算を無視して、一つの点の位置にいるとして扱います。特にオンラインで遊ぶ場合は、スタックを取り入れた方がいいでしょう。 SDはスタックを用いず、全てのキャラクターの位置を厳密にしても構いません。ただしその場合処理が煩雑になるため、実際にマップとコマを用意して遊ぶことをオススメします。 ※簡易ルール「前衛」「後衛」「最後衛」 スタックを用いて簡易的にPCの立ち位置を決めるルールです。オンラインで遊ぶ場合は、こちらのルールを用いるとよいでしょう。 前衛:すべての武器、攻撃スキルを使用することができます。また、敵のすべての攻撃のターゲットになりえます。敵との相対距離は1~2mです。前衛にいるPCは自動的にスタックします。 後衛:射撃武器、射撃武技スキル、攻撃魔法スキルのみ使用することができます。また、敵の直接攻撃、武技攻撃のターゲットになりえません。敵との相対距離は5mです。後衛にいるPCは自動的にスタックします。 最後衛:独自化で射程を延ばした射撃武技スキル、攻撃魔法スキルのみ使用することができます。補助魔法は後衛にのみかけることができます(かけられる場合も同様です)。また、範囲攻撃魔法を含む、敵のすべての攻撃のターゲットになりえません。敵との相対距離は15mです。最後衛にいるPCは自動的にスタックします。 必ず前衛に一人は配置されなければなりません。 前衛が瓦解すると、後衛が前衛となります。後衛がいない場合は、最後衛が前衛となります。 味方の範囲補助スキルの効果は、前、後衛にのみ作用します。 敵との位置関係、周囲の状況によって取れない位置があります。 別方向からの攻撃 戦闘中、状況によっては敵に対して、同時に別方向からの攻撃を行うことができます。 これを行うためには、最低一人がサブフェイズに「回り込み移動」を行う必要があります。複数人が回りこんだ場合、さらにそこで新たにスタックを形成することが出来ます。 なお、範囲魔法攻撃であっても、違う方向のPCには影響しません。仲間同士の補助魔法は届きますが、範囲の対象が両方にかかることはありません。 別方向からの攻撃が成立している間、攻撃難易度は10%減少します。 阻止領域 武器攻撃や武技スキルなどの阻止線の発生する行動を行ったキャラクターは、その正面180度に阻止領域を形成します。この効果は別の行動を取るまで続きます。 阻止領域の範囲は武器やスキルの間合いと同じです。 阻止領域が展開されている場合、そこに進入したキャラクターを阻止線の数だけ足止めすることができます。 ただし、拘束耐久値が2以上のキャラクターは、阻止線をその数だけかけないと足止めできません。 ダウン 弱点属性の攻撃を受けたキャラクターは、防御判定に成功しない限りダウンしてしまいます。 ダウン中のPCは防御行動の「回避」「武器受け」を行うことができません。 ダウン状態は敵味方とも自分のメインフェイズ前に自動的に回復します。 ワンモア 攻撃行動により相手をダウンさせたキャラクターは、ワンモアの権利を得ることができます。 ワンモアの権利を得ることで、次のいずれかのメリットを得ることができます。 現在の達成値にさらに攻撃行動による達成値を追加できる。このとき、PCの成功要素は提出できない。また、攻撃対象は同じでなければならない。 その場でさらに別の対象に攻撃行動を行うことができる。このとき、PCの成功要素は提出できない。 その場でサブフェイズに行うことのできる行動が取れる。 ペアリングにより、複数のPCが弱点属性の攻撃を行った場合、ワンモアの権利を得られるのはその中の一人だけです。 ※総攻撃 その場のすべての敵のダウンをとった場合、ワンモアの権利を消費して、全員で総攻撃を仕掛けることができます。 総攻撃を行うと、PC全員の武器攻撃行動にPC根源力の50%を加算した値による達成値で攻撃できます(敵との相対距離は無視されます)。この攻撃の属性は万能属性で、属性防御などで防がれることがありません。このとき、PCの成功要素は提出できません。 属性防御 属性防御の種類には、弱点、耐性、無効、反射、吸収があります。 それぞれの効果は次の通りです。 PC攻撃時 弱点:その属性の成功要素と、関連成功要素による達成値が+50%される。端数は四捨五入する。 耐性:その属性の成功要素と、関連成功要素による達成値が-50%される。端数は四捨五入する。 無効:その属性の成功要素による達成値が0になる。さらに、その攻撃による達成値が0になる。 反射:無効の効果に加え、攻撃を行ったPCは最大HPの25%のダメージを受ける。このとき攻撃の属性はそのまま反映され、弱点ならダメージ+50%、耐性なら半減、無効、反射、吸収なら0になる。 吸収:無効の効果に加え、対象のHPが最大HPの25%回復する。 PC防御時 弱点:その攻撃による難易度が+100%される。 耐性:その攻撃による難易度が-50%される。 無効:その攻撃による難易度が-100%される。 反射:無効の効果に加え、攻撃してきた対象に最大HPの1/16のダメージを与える。端数は四捨五入する。このとき攻撃の属性はそのまま反映され、弱点ならダメージ+50%、耐性なら半減、無効、反射、吸収なら0になる。 吸収:無効の効果に加え、HPが最大HPの25%回復する。 武器の追加効果などで、元の属性が変わらず別属性の成功要素がついている場合(斬撃武器である片手剣に【火炎】がついている場合など)は、その成功要素を個別で属性防御に照らし合わせます。 ただし、このとき反射と吸収は起こりません。また、相手をダウンさせることもありません。 ※敵が複数の属性攻撃による協調を行った場合。 単体攻撃の時 例:火炎耐性、氷結無効のPCが、アギ30、ブフ20、ジオ50、合計難易度100の協調攻撃に対して防御する場合。 難易度100からブフの分の20をカットし、アギの30が15になる。合計難易度は65。 範囲攻撃で複数が対象になった時 例:火炎耐性のPC1と、氷結無効のPC2が、マハラギオン70、マハブフ30、合計難易度100の協調攻撃に対して防御する場合。 PC1に対して難易度65、PC2に対して難易度70。二人でクリアすべき難易度は合計で135となる。 バッドステータス 各種状態異常について説明します(すべての端数は四捨五入します)。 毒:次のサブフェイズに最大HPの25%のダメージを受けます。 混乱:次のサブフェイズとメインフェイズでわけのわからない行動を取ります。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。 恐怖:1/2の確率で、次のサブフェイズとメインフェイズに行動しません。また、常に防御判定の達成値が半減します。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。 衰弱:次のサブフェイズに最大HPの12.5%の疲労ダメージを受けます。 老化:次のターン、すべての判定の達成値が半減します。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。 激昂:次のサブフェイズとメインフェイズで勝手に相手に突撃して武器攻撃を行います。このとき攻撃判定の達成値は+50% 防御判定の達成値は半減します。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。サブフェイズで治療しても武器攻撃は行ってしまいます。ただし、それぞれの判定への修正は消えます。 魔封:魔法、回復、補助スキルが使えなくなります。 判定に失敗するとバッドステータスにかかります。中間判定ではかかりませんが、その状態でもう一度中間判定になると失敗扱いとなります。 すべての効果はそのサブフェイズの頭に発生するため、そのフェイズ内に治療しても効果は発生します。ただし、混乱、恐怖などの効果はサブフェイズで治療した場合、メインフェイズにまで及びません。 エンカウント 敵との遭遇により直接戦闘に突入することを、エンカウントするといいます。 一般的にエンカウントは、SDの宣言によって発生します。 ターン構成の変更 エンカウントすると、1ターンの構成が「サブフェイズ」と「メインフェイズ」に分かれます。 主行動と準行動 主行動とはそのフェイズに行う主だった行動で、準行動とはより準備的な行動です。 準行動は何度でも行えますが、主行動は行った時点でフェイズエンドとなります。また、一般的に同じ準行動を2回取ることはできません。 ターン開始時 ターン開始時には、一般的な判定と同じように、全てのPCが活性状態となります。 アナライズ サポートキャラによってアナライズが行われ、このターンに発生する課題が公開されます。 能動的にクリアしなければならない課題は、T*で表わされます。主に敵を倒すといった状況に用いられます。複数が同時に発生している場合は、T1*、T2*・・・と表記します。 受動的にクリアしなければならない課題は、P*で表わされます。主に敵からの攻撃を防御するといった状況に用いられます。複数が同時に発生している場合は、P1*、P2*・・・と表記します。 いずれの場合も、注釈がある場合は、※で下に書き表していきます。また、課題についての情報は、可能な限り細かに記します。これは、質疑応答の時間を大幅にカットするためです。 戦闘中の主な課題の情報は次のようなものになります。 能動課題: 敵の現HP段階値(わかりやすくHPの値を仮に決めて出しても構いません) 敵の属性防御(ボスなどは提示されるのが遅かったり、提示されなかったりします) 受動課題: 攻撃の属性やカテゴリ 攻撃の対象(ランダム対象でも構いません) イニシアティブ判定 各パーティの行動順を決定します。 イニシアティブ値の大きい順にメインフェイズの行動順を決定します。 同じ数値の場合、ダイスで決定します。 この判定は毎ターンの初めに行われます。 敵によっては複数回行動するものもおり、その場合行動ごとにイニシアティブ値が設定されている場合があります。 敵側のサブフェイズ 敵側もPCと同じように補助スキルなどを使用します。 敵のサブフェイズは、行動順に関係なく敵側から行われます。 よって、このとき発生した補助効果をPC側が同じターンのサブフェイズに解除することができます。 サブフェイズ 状況を突破するための準備を行うフェイズです。直接、状況の難易度を減らす行動はできません。 サブフェイズの制限時間は、PCの人数×1分(最大5分)です。望むセッションの難しさによって、SDは時間を変更しても構いません。 サブフェイズで行える行動は、次の通りです。 予備移動(準行動) 最大で5秒分の距離を移動できます。1ターンに1回しか行えません。ただし、このターン敵のターゲットになりうるPCは、その射程外に移動することはできません。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 この行動は、後衛から前衛、前衛から後衛へと移動するために使われます。最後衛から前衛に一気に移動することはできません。 回り込み移動(主行動) 敵のイニシアティブ値よりも【敏捷】が上回っている場合、回り込み移動を行うことが出来ます。この移動は、敵のターゲットになりうるPCであっても行うことが出来ます。他に回り込み移動を行ったPCがいない限り、敵との相対距離は直接攻撃の間合いとなります。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 直接攻撃の間合い→前衛 となります。他に回り込んで前衛にいるPCがいなければ、後衛、最後衛の位置にはなれないということです。 移動状態変更(準行動) 移動状態の変更を行います。この行動は1ターンに1回しか行えません。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 この行動ルールはオミットされます。 アイテム使用(主行動) スタック内、または2m以内のキャラクター(自分含む)にアイテムを使用します。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 対象は同じスタックのキャラクター(自分含む)のみとなります。 特技使用(主に準行動) タイミングがサブフェイズの特技を使用できます。主に特技は準行動ですが、詳細は各特技の効果を参照してください。 スキル使用(主に主行動) タイミングがサブフェイズのスキルを使用できます。主にスキルは主行動です。詳細は各スキルの効果を参照してください。 状況についての質問(準行動) SDに状況についての質問を行います。この行動は何回でも行うことができます。 スタック宣言(準行動) 近くにいるPCとスタックを組みます。この行動は1ターンに1回しか行えません。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合この行動ルールはオミットされます。 ペルソナチェンジ(準行動) 身に宿すペルソナを変更します。この行動は1ターンに1回しか行えません。 武器変更(準行動) 装備している武器を変更します。この行動は1ターンに1回しか行えません。 防御(主行動) 防御体勢をとります。次のメインフェイズ時、提出した防御行動による達成値が1.5倍になります(防御支援含む)。また、弱点攻撃を受けてもダウンを起こさなくなります。代わりに、そのターンの攻撃行動における達成値が半減し、防御行動の「回避」「武器受け」を行うことができなくなります。 同一イニシアティブに複数の攻撃を受けた場合、防御体勢は最初の一回のみに有効です。別イニシアティブでの攻撃には、再び防御体勢は有効になります。 サブフェイズにおける行動宣言 サブフェイズでは、場合によってPCは複数の行動を取ることになります。 混乱を防ぐため、以下の表記を利用します。 順行動の場合 頭に「順:」をつけて表記します。 主行動の場合 頭に「主:」をつけて表記します。 メインフェイズ 直接、状況を突破するための行動を行うフェイズです。 メインフェイズの制限時間は、PCの人数×1分(最大5分)です。望むセッションの難しさによって、SDは時間を変更しても構いません。 メインフェイズは次の手順に従って進行されます。 1、ペアリング宣言 パーティごとに自動的にペアリングされます。 2、行動宣言、前提変換の提出 処理を行うペアが行動宣言、前提変換を提出します。ただし、武器攻撃やスキルの使用の場合、特徴を前提変換として提出することはできません。 なお、慣れてきたら時間短縮のために、一緒に3を行っても構いません。 3、確定要素の提出、判定 処理を行うペアが成功要素を提出します。このとき、先に全てのスキル、武器、ペルソナの成功要素(確定要素)を提出し、その場でSDが処理します。 4、一般成功要素の提出、判定 処理を行うペアが、残りのPC自身の成功要素を提出します。3の段階で成功が確定した場合、これを行う必要はありません。このとき、残り難易度に対して2倍の法則が適用されます。 5、成否決定 3、4で求めた達成値をもとに、成否が決定します。 6、処理 実際の処理が行われます。 7、処理終了 すべての処理が終わると、メインフェイズは終了します。 メインフェイズでできること メインフェイズにおいて取れる行動は次の通りです。 特に表記が無い場合、その行動は主行動で、行動後PCは非活性状態になります。 移動 10秒分の距離を移動することができます。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 最後衛から前衛への移動も可能です。 武器攻撃 武器を用いた攻撃を行います。このとき、5秒分の移動を行うことができます。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 移動は出来ません。 スキル使用 タイミングがメインフェイズのスキルを使用できます。 特技使用 タイミングがメインフェイズの特技を使用できます。一般的に特技は準行動です。詳細は各特技の効果を参照してください。 その他の行動 状況突破のために行うものであれば、どんな行動でも取ることができます。扉を開ける、段差をよじ登る、穴を飛び越える、罠を解除する、隠れた敵を発見する、など様々なものがあてはまります。 エネミーフェイズ エネミーフェイズでは、主に敵の行動により発生する受動状況を、対抗判定を行って突破します。 その中でも一般的なものが、敵の攻撃に対する防御行動です。 防御行動には次のものが存在します。 回避 敵の攻撃が範囲魔法攻撃でなければ、回避を行うことができる。【回避】【装甲】【敏捷】PCの成功要素が提出できる。また、「連撃」と明記されていない単体攻撃に対して、この値は+25%される。 武器受け 敵の攻撃が魔法攻撃でなければ、武器受けを行うことができる。【回避】【装甲】【白兵】PCの成功要素が提出できる。 耐えしのぐ 状態異常攻撃を除く、全ての攻撃に対して行うことができる。【装甲】【耐久】PCの成功要素が提出できる。さらにこのとき、【耐久】の要素数を倍にすることができる(あらかじめ倍にして提出すること)。 範囲魔法攻撃+範囲武技攻撃など、片方が耐えしのぐのみ通用するような統合攻撃を受けた場合は、耐えしのぐのみの提出、あるいは、耐えしのぐと他防御行動の療法を提出して平均値を取るといった具合で処理します。 防御行動の特殊処理 光、闇属性の攻撃に対しては、耐えしのぐ以外の防御行動は取れません。また、このとき【耐久】の代わりに【加護】が抽出されます(2倍処理も同様)。 状態異常攻撃に対しては、原則として【耐久】【加護】PCの成功要素が提出できます。 その他の攻撃や行動に対しては、一般的な判定と同じように対抗判定を行います。 防御支援について スタックしているPC同士は、敵が単体攻撃を行った場合のみ、対象となったPCに対して防御支援を行うことが出来ます。 防御支援を行ったPCは、「耐えしのぐ」による成功要素を、判定に追加で提出することができます。【ラクカジャ】【盾】も抽出されます。ただしこのとき、PCの成功要素は提出できません。 防御支援はPCごとにターンに1度しか行えません。また、防御支援を行ったPCは、次のサブフェイズに主行動を行ったことになってしまいます。 囮行動について 敵のイニシアティブ値よりも【敏捷】が高い場合、ターンに1度だけ敵の注意を引いて囮になることができます。 囮になったPCは、「ランダム対象を狙う」攻撃の対象をひとつ、自分にすることが出来ます。 HPについて HPとは、攻撃にどれだけ耐えられるかを表わす値です。ダメージや特技、スキルの代償で減少していきます。 根源力を判定単位で割った数値が最大HPになります。 PC側はPCのHPとペルソナのHPで分かれており、ペルソナのHPが0になるまでは、PCのHPは減りません。これは、ペルソナによってPCの身体が守られているからです。 一般の敵は、ダメージとともに成功要素が停止し、その敵による難易度が減少します。しかし、一部の敵やボスはその限りではありません。 また、一部の敵やボスなどは、段階に応じたHPを所有しています。1段階目のHPを0にすると、2段階目のHPは最大値から始まるのです。 HPが0になったPCは戦闘不能状態となります。敵NPCの場合も同じですが、シャドウの場合はその瞬間に消滅します。 戦闘不能について PCにおける戦闘不能とは、ペルソナの召喚が一時的に不可能となり、またペルソナによる肉体強化が失われた状態をいいます。PC自身も少なからず傷を負っているか、かなり疲労をしています。成功要素のすべてが失われているため、この状態で課題を解くことはできませんが、前提変換となる行動は取れるかもしれません。 戦闘不能となったPCは一時的にペルソナ能力者とはみなされなくなるため、シャドウの攻撃対象からは外されます。また、戦闘不能の状態でエンカウントした場合、そのPCは自動的に最後衛に配置されます。 全員が戦闘不能となると、パーティは全滅扱いとなります。 攻撃によるダメージについて PC側の攻撃によるダメージ 攻撃成功 :対象を撃破、もしくは、T*に定められた状況を達成する。 攻撃中間判定:対象のHP、成功要素を半減、もしくは、T*に定められた状況を半分まで達成する。 攻撃失敗 :対象にダメージは与えられない、もしくは、T*はまったく達成されない。 敵側の攻撃によるダメージ 防御成功 :対象はダメージを受けない 防御中間判定:対象は最大HP総計の25%のダメージを受ける 防御失敗 :対象は最大HP総計の50%のダメージを受ける 最大HP総計とは、PCとペルソナの最大HPを合計したものを指します。 PCのHPが1減る度に、成功要素が1つ停止します。 ダメージの端数は四捨五入する。 致命的攻撃について ボスなどの強大な敵は、一気に通常の攻撃によるものの2倍のダメージを与える攻撃を行ってくることがあります。これを致命的攻撃といいます。 ダメージが2倍になる代わりに、致命的攻撃には隙が発生します。そのため、防御難易度は半減します。 致命的攻撃によるダメージは、次のように変更されます。 防御成功 :対象はダメージを受けない 防御中間判定:対象は最大HP総計の50%のダメージを受ける 防御失敗 :対象は最大HP総計の100%のダメージを受ける
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/51.html
作品情報 クロス元 ペルソナ3 作者 2-966 エピソード一覧 /第00話? 解説
https://w.atwiki.jp/persona_psp/pages/12.html
ペルソナのPS版(1996/9/20発売)での情報を参考に載せています。 PS版と変更のない情報もあると思いますので、 確認ができ次第、PSP版のコンテンツにコピー&ペーストしていただけると、 編集が楽にできるとおもいます。